ANA SFC修行 2019・3月7日で解脱(3)

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羽田ー那覇線、PP単価で考えるプレミアムシート

羽田-那覇線、普通席とプレミアムシートのPP単価比較は

区別獲得pp概ね最低運賃pp単価
super value(普通席)1476pp8,990円〜6.09
super value premium(プレミアムシート)2860pp32,390円〜11.3
super value(普通席+事前アップグレード)2460pp普通運賃+14,000円〜9.35~
羽田-那覇(普通席+当日アップグレード)2460pp普通運賃+15,000円〜9.75~

運賃により変動するものなので一概には言えませんが、僕が搭乗した時期の最低(と思われる)運賃に基づきPP単価を計算すると上表のようになります。
羽田-那覇線でのプレミアムシートは、ボーナスポイントとして付加される400ppを含め、1回の搭乗でさらに大量のppが獲得できる=少ない日程で解脱できることがメリットです。しかし明らかにPP単価が高く、しかも、上表のような【super value premium(プレミアムシート)で32,390円=PP単価11.3円】というのは、プレミアムシートのなかでかなり安値な設定で、逆に言えばプレミアムシートでPP単価11円を下回ることはない=プレミアムシートのみでプラチナステータス50,000PPを獲得するには60万円以上の費用がかかる計算になります。
実際には繁忙期や直前の予約であれば、普通席でも2万円前後の運賃(PP単価が13円前後)となってしまうことははめずらしくありません。プレミアムシートのsuper value premium料金で60,000円程度(≒PP単価20円)となる便も多数あるので、PP単価11円というのは本来悪い数字ではないという認識ではあります。
しかし普通席で便を選べばpp単価9円未満=45万円程度でプラチナ達成が可能であることを考えるとやはり高額と言わざるをえず、以前と比較してプレミアムシートの価格設定が上がっている影響から、PP単価にこだわれば普通席のsuper valueに勝るものはない、といえます。(ざっくり比較してみたところ株主優待料金などを含めて比較してもsuper value料金が最も能率が良いようです)

SFC修行、プレミアムシートに搭乗する意味はあるのか?

あらためて普通席とプレミアムシートを比較すると、

  1. 沖縄線プレミアムシートのPP【2860PP】は1搭乗で獲得できるPPとしては国内線最高レベルなので、搭乗回数を節約できる
  2. 優先搭乗、前方席
  3. 座席が広いので疲れないし、周囲の座席の雰囲気に自分の環境が左右されにくい
  4. 食事がでる
  5. ラウンジが利用できる

といったところが違いになるかと思います。
沖縄線のプレミアムシートは、とにかくPPが大量獲得できる点が魅力です。
プラチナステータス獲得に必要な50000ポイントを、羽田ー那覇線普通席での獲得PP【1476PP】で割算すると34回=17往復の搭乗が必要です。一方、事前予約のプレミアムシートだと2860PP獲得できるので、18搭乗=9往復で50,000PP達成できる計算となり、1日2往復するなら5日で達成できる計算です。しかし一方で、PP単価に大きな差があり、普通席6.09〜、プレミアムシート11.3〜と、単純計算では倍近い差額を生じる可能性のある金額差になるところが悩みます。

座席が広く快適なことが普通席との本質的な差なわけで、たしかに足元が広いと疲労が少ないので度重なる修行の疲れにはありがたいですが、2〜3時間程度の搭乗で2〜3万円の価格差のあるプレミアムシートを選択するかというとちょっと勿体ない感じがします。
強いて言えば、沖縄行きの便の方が羽田行きより搭乗時間が約1時間長いので、そういう意味ではも那覇行きでプレミアムシートに乗った方が効果的といえるでしょう。
優先搭乗、前方席、食事、ラウンジ利用など、それぞれ快適で利便もよいところですが、金額差としてしっかり反映されているので、2019年の料金体系の中では予算総額を考慮しつつ搭乗回数を減らすために適宜おりまぜる、といったところかと思います。

アップグレードを利用したプレミアムポイント効率の改善

普通席をプレミアムシートにアップグレードした場合、ボーナスポイントの400PPが得られませんが、格安で予約した普通席をアップグレードすれることで(上表の赤のマーカー)当初からプレミアムシートを予約するよりもPP単価を下げることも可能です。
super value premium(プレミアムシート)でPP単価が11.3〜と書きましたが、格安の普通席を事前アップグレードすることでPP単価9.4~に改善することが可能です。(当日アップグレードだとプラス1,000円追加になってしまうので事前アップグレードが理想的)
ただし、プレミアムシートにアップグレードできる空席があることのほうが少ない(そもそもプレミアムシートの席数自体が少なく(機体により異なるが8~21席)自由自在に確保できるようなものではない)のでアップグレードを前提とした計画を立てる際には注意が必要です。
普通席と比較してプレミアムシートの方が日内変動が小さいので、アップグレードの場合とは逆に、事前にプレミアムシートを予約する場合は普通席の価格が高い便でプレミアムシートを予約した方がお得感の高い場合が多い様です。

普通席からプレミアムシートへのアップグレードは、2日前の午前零時からプレミアムシートに空席があれば申し込み可能です。
今回の僕の場合、普通席で予約した25便のうち事前アップグレードが可能な状況であったのが8便、実際にアップグレードしたのが5便でした。そのうちの2便では、アップグレード解禁となる2日前0時の段階では不可能であったにもかかわらず前日に空席が出るというケースもありました。
5便をプレミアムシートにアップグレードできたことで普通席での2往復分を搭乗せずに済んだかわりに約7万円の出費、全体のうち8便でプレミアムシートを利用したことでPP単価で2円程度(総額で10万円程度)の出費となった計算です。
今回の修行は、1月2週目から開始して3月1週目で解脱しましたが、日程が長引けば長引くほど生活に対する負担も大きくなり、不測の事態の可能性もあがるということで、日程をコンパクトにできることのメリットはそれなりに大きいかと思います。

まとめ

  • 沖縄線のプレミアムシートは1回搭乗で得られるPPがダントツで大きい
  • プレミアムシートはPP単価は高い(基本的に10円を切ることはない)が時間の節約には役立つ。適宜おりまぜるのが妥当
  • プレミアムシートを予約で搭乗の際は、普通席の価格の高い便で、アップグレードの場合は格安普通席をアップグレード
  • 格安の普通席をアップグレードすることで、ボーナスポイント(400pp)はもらえないもののPP単価の改善が可能
  • 2日前零時から、まめにプレミアシートの空席をチェックしてアップグレード。できれば当日より事前が理想的
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