1月から始めたANA SFC修行を解脱したのでそのメモを残しておきます。
目標設定:予算45万円以内=PP単価8円台
国内線・路線選択はPP単価に基づき那覇線一択
PP単価をさげる方法のひとつとして、「海外発券」ということがよくいわれていますが、正確的に長期的な計画を組むのが苦手だし仕事の都合からも難しかったので、ひたすら羽田-那覇を往復し続けるというつまらない戦略で修行することになりました。
実際のところ、PP単価は、油断するとすぐ10円台に跳ね上がってしまうので、予算45万円(PP単価9円未満)を超えないですませられるように、具体的には、
・航空券の安い1月にできるだけ消化する
・路線倍率の有利な国内線(2倍)で修行する
・距離に対して運賃が割安で便数の多い羽田-沖縄便をくりかえす
という戦略をとりました。
super valueで得られる主要な区間のppと概ね最安値 | |||
区間 | 獲得pp | 概ね最低運賃 | pp単価 |
羽田-札幌(普通席) | 765pp | 6,960円〜 | 9.10~ |
羽田-伊丹(普通席) | 420pp | 7,650円〜 | 18.2~ |
羽田-福岡(普通席) | 850pp | 9,890円〜 | 11.6~ |
羽田-那覇(普通席) | 1,476pp | 8,990円〜 | 6.09~ |
羽田-那覇(プレミアム) | 2,860pp | 32,390円〜 | 11.3~ |
羽田-那覇(アップグレード分) | 984pp | 14,000円〜 | 14.2~ |
上表からいえることは、那覇線は距離に対する価格設定が極端に安く、トータルのPP単価で10円を切る=50万円以下でプラチナステータスを達成には沖縄線を絡めない限り根本的に難しいということです。
また、詳しくは後述しますが、プレミアムシートはPP単価が高いので、搭乗回数を減らす、修行の疲労を減らすといった目的でなければあまり意味がありません。しかし、那覇線であればプレミアムシート搭乗一回に得られるPPが非常に大きいので、どうせプレミアムシートに乗るなら他路線でなくやはり那覇線という選択になるでしょう。
沖縄よりさらに距離の長い石垣島線のPP単価や獲得マイルは魅力的ですが、便数が極端に少なく日程が組みづらい(日帰りはできない)ので観光を兼ねない場合にはあまり意味がありません。
国内線最長距離と言って良い「札幌ー那覇」も、距離は長いものの便数が少なくPP単価も高いので、羽田ー札幌ー那覇ー羽田、というような三角飛びで1日を費やすよりも、その1日で羽田ー那覇を2往復するほうが単価も低く、PP大量獲得が可能です。
プラチナステータス獲得まで、全搭乗記録
区別 | 運賃 | 獲得pp | 累積pp | pp単価 |
スーパーバリュープレミアム28 | 32390 | 2860 | 2860 | 11.33 |
スーパーバリュー55M | 9990 | 1476 | 4336 | 6.77 |
スーパーバリュー55M | 8990 | 1476 | 5812 | 6.09 |
スーパーバリュー55M | 9990 | 1476 | 7288 | 6.77 |
スーパーバリュープレミアム28 | 32390 | 2860 | 10148 | 11.33 |
スーパーバリュー55M | 9990 | 1476 | 11624 | 6.77 |
スーパーバリュー55M | 8990 | 1476 | 13100 | 6.09 |
スーパーバリュー55M | 9990 | 1476 | 14576 | 6.77 |
スーパーバリュープレミアム28 | 32390 | 2860 | 17436 | 11.33 |
スーパーバリュー55M | 9990 | 1476 | 18912 | 6.77 |
スーパーバリュー55M | 8990 | 1476 | 20388 | 6.09 |
スーパーバリュー55M | 8990 | 1476 | 21864 | 6.09 |
スーパーバリュー75L | 14690 | 1476 | 23340 | 9.95 |
スーパーバリュー75L (UPG) | 9890+14000 | 2460 | 25800 | 9.71 |
スーパーバリュー75L | 1476 | 27276 | 6.09 | |
スーパーバリュー75L (UPG) | 9990+15000 | 2460 | 27768 | 10.16 |
スーパーバリュー45M | 9090 | 1476 | 31212 | 6.16 |
スーパーバリュー45M | 17190 | 1476 | 32688 | 11.65 |
スーパーバリュー45M(UPG) | 8990+15000 | 2460 | 35148 | 9.75 |
スーパーバリュー45M(UPG) | 9990+15000 | 2460 | 37608 | 10.16 |
スーパーバリュー28K(UPG) | 16290+14000 | 2460 | 40068 | 12.31 |
スーパーバリュー28M | 10190 | 1476 | 41544 | 6.90 |
スーパーバリュー55M | 8990 | 1476 | 43020 | 6.09 |
スーパーバリュー55M | 10990 | 1476 | 44496 | 7.45 |
スーパーバリュー55M | 8990 | 1476 | 45972 | 6.09 |
スーパーバリュー55M | 10990 | 1476 | 47448 | 7.45 |
スーパーバリュー55M | 9090 | 1476 | 48924 | 6.16 |
スーパーバリュー55M | 17190 | 1476 | 50400 | 11.65 |
1月の運賃の安い時期のうちに、8990円(pp単価6.09)~9990円(pp単価6.77)の格安運賃でPPを稼げたことで、全体のpp単価を節約(8円台)できました。
2月下旬以降、徐々に運賃があがってくるので、1月2週目〜1月末の期間を最大限活用するのがPP単価を下げるコツといえます。
海外発券や国際線の長距離をビジネスクラスに乗る状況であればまた違う工夫のしかたもあるとは思いますが、国内線オンリーでPP修行する前提では、味気ない話にはなるがPP単価という視点で羽田-那覇の普通席に勝るものはないと思います。
現在のANAのルールでは、国内線の予約が355日前から可能(super value early)で55日前まではキャンセル料がかからないことから、この期間中については「仮に予約」している人も多いと思われます。僕の場合は平日の搭乗だったこともありsuper valueの75か55あたりで比較的能率よく予約が確保できました。仮に早期の段階で搭乗券が確保できなかったとしても、その次の良いタイミングのところで希望に沿った予約が確保できる可能性もそれなりにあるので、粘り強く予約状況のチェックを繰り返すことも重要です。
マイルをANAコインに変える計画のさいに気をつけること
プレミアムポイントは1月1日始まりですが、ステータス会員の適応は4月1日はじまりの年度なので、僕のように3月中にプラチナ達成しても、プラチナステータスの事前サービスやSFC申請も4月までお預けになります。
ここで要注意なのはマイルからANAコインへの交換倍率です。
ブロンズ達成するとマイルからANAコインへの交換倍率が最大の1.7倍になるので、ある程度から先の搭乗券はブロンズ獲得後を待つ、という戦略がよくいわれます。そぁそこれも、4月になって事前サービスが開始しないと平民の倍率のままですので、日程の心づもりが狂わないように気をつけましょう。その場合にはANAゴールドカード保持で1.6倍、ANAカードワイドで1.5倍の交換倍率を利用するのが現実的です。