ANA SFC修行 2019・3月7日で解脱(1)

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3月上旬でANA プラチナステータスを達成しSFC修行を解脱したので、その記録です。

SFC修行とは

SFC修行?という方のために一応説明します。

ANAの優遇制度「プレミアムメンバー」

航空会社のマイレージサービスには、利用頻度の高い利用者を優遇する制度が設定されており、このスータスを獲得すると、航空券の獲得や飛行機搭乗前後の様々な場面で優遇をうけることができるようになります。
ANAの場合「プレミアムメンバー」といって「ブロンズ」→「プラチナ」→「ダイヤモンド」の3種類のステータスがあります。
ステータスを獲得するには、搭乗のさいに、マイルとは別に付与される「プレミアムポイント」(以下PP)というポイントを貯める必要があります。今年度の搭乗実績=今年度獲得したPPの合計ポイントに基づき、翌年度のステータスが決定されます。
ステータスの種類により、空港ラウンジの利用、優先チェックインカウンター、専用保安検査場、手荷物許容量、優先手荷物受け取り、フライトボーナスマイル、座席指定の優先、特典航空券の予約優先などの優遇がうけられます。ベネフィットが大きいだけあってステータスの獲得には半端ない回数の搭乗が必要な一方、基本的に「前年度の搭乗実績」に基づくので、毎年継続して大量に飛行機に乗らなければ資格を喪失してしまう性質のもの、ということになります。

ほぼ永久的にプレミアムメンバーを継続するSFCという制度

しかし「プラチナ」ステータス以上を達成した際に入会できる「スーパーフライヤーズカード(SFC)」というクレジットカードに入会すると、概ねプラチナ会員程度の優遇を半永久的に継続できるという制度があります。
SFCに入会すると、概ねプラチナ〜ブロンズと同等の優遇が受けられます。これらの優遇はビジネスクラス登場時と概ね同等(空港ラウンジの利用、優先チェックインカウンター、専用保安検査場、手荷物許容量、優先手荷物受け取りなど)なので、「プレミアムメンバー」自体がエコノミークラスの搭乗する際に活きる特典であり、さらに、プラチナとほぼ同等のステータスを飛行機に乗らなくても維持できるSFCは、僕のようなたまにしか飛行機に乗らない人間にとって非常にありがたい制度ということになります。
プレミアメンバーサービスの詳細はANAのウエブサイトで見ていただくとして、 僕の修行の目的はSFCの獲得なので、プラチナステータス到達がゴールです。

プラチナステータスに必要な50,000PPを獲得するには

プラチナステータスを獲得するには、搭乗マイルに基づいて計算される「プレミアムポイント」を50,000ポイント 獲得する必要がありますが、これはクレジットカード利用などにより獲得されるマイルは対象外で、実際に搭乗して獲得したマイルにのみ基づいて計算される(特典航空券は対象外)ので、ひたすら飛行機に乗る=修行する必要が生じます。
SFC獲得に必要なプラチナステータスの達成に必要なPP計算方法
・算出方法=区間基本マイル×予約クラス・運賃種別ごとの積算率+搭乗ポイント 
・予約クラス(例):国内線プレミアムシートは国内線の1.5倍
          国内線SUPER VALUEは区間基本マイルの75%…など
・路線倍率:国内線2倍、アジアオセアニア路線1.5倍、その他国際線は1倍
・搭乗ポインント:当日アップグレード以外の国内線プレミアムシート400ポイント
         エコノミークラス以外の国際線400ポイント…など

PP単価という概念で計画をたてる

例えば、羽田-福岡をエコノミー(SUPER VALUE)の場合850ポイント、プレミアムシート(SUPER VALUE PREMIUM)の場合1.817ポイントが付与されるので、50,000ポイント獲得するには、この条件で 羽田-福岡をエコノミーで30往復ほど、プレミアムシートなら14往復ほどする必要があります。
仮に、羽田-福岡のプレミアムシートを42,000円、エコノミーを19,000円と仮定して計算するすると、それぞれ1,176,000円、1,140,000円程度必要ということになりますので、この時の「1ポイント単価」を計算すると23~25円程度となるわけです。
プラチナステータスの獲得には50,000pp必要なので、pp単価が10円なら50万円、PP単価が20円なら100万円かかることになるため、いかにPP単価を抑えるかというのがSFC修行の一つの要点になります。 
一般的には
・PP単価を下げるために、ひたすら沖縄までエコノミーで往復
・同じくPP単価を下げるために、海外発券により、より低い運賃で搭乗する
・一回で大量に時間節約のため、PP単価には不利になるが、国内線プレミアムシートや、国際線ビジネス/ プレミアムエコノミーを利用する
というような工夫がANA・SFC修行でされています。

上記をふまえた僕の計画は…

・路線倍率が2倍になる国内線がやっぱりPP単価が低い
・国内線ではとにかく沖縄エリアが距離が長いので、PP単価が低く一度に大量のPPが獲得可能
・国内線はとにかく1月の運賃が安い
・国内線プレミアムシートや国内線当日アップグレードが値上げ傾向でPP単価が高いので基本エコノミー
・ただ、修行に費やす日数を減らしたいので適度にプレミアムシートを織りまぜたい
・国際線はどうしてもPP単価が高くなりがち
・かといって、海外発券して国内トランジットとかするような時間は自分的には確保できない
ということを踏まえ、僕のSFC修行は、

PP単価8円台をめざす(予算45万円まで)
そのためにはひたすら沖縄を往復
運賃の安い1月にスタートダッシュ
時々プレミアムシートを織り交ぜる

羽田-那覇であれば1日で2往復が可能なので、プレミアムシートで毎週2往復すれば1月中の解脱が可能ですが、PP単価が軽く10円を超えてしまいますので、あくまでプレミアムシートは織り交ぜる程度、というコンセプトで計画しました。

毎週きちんと朝起きられるか不安でしたが、最終的に3月7日で解脱したので、そのまとめは【ANA・SFC修行2019(2)】につづく

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